放射線部

放射線診療は病気やケガの診断・治療に重要な役割を担っています。各診療科医師から出されたオーダーに基づき検査を行っています。
当院では放射線科医師1名、診療放射線技師3名が勤務しており、『質の高い検査』『患者さんに優しい検査を』をモットーに業務を行っています。

放射線装置等の保有機器

  • X線撮影装置
  • X線透視装置
  • CT装置
  • 超音波検査装置
  • 骨密度測定装置

検査方法

一般撮影検査

CRシステムでX線撮影を行っています。主に胸部・腹部の撮影と、椎体・手・足等の撮影を行っています。
X線撮影での被ばく線量はとても少なく、短期間に複数回検査を行った場合でもほとんど人体への影響はありません。しかし、妊娠されている方もしくはその可能性のある方は、胎児のX線に対する感受性が高いため、事前にスタッフへお知らせいただくことが必要です。

CT検査

16列のマルチディテクタを搭載しており、詳細な画像が短時間で撮影できます。また、輪切りの画像の他に3D画像や、あらゆる方向からの画像を提供することができます。
全てのCT検査において、放射線科医師により読影報告書が作成され、各診療科医師の診断が円滑に行われるようにしています。

超音波検査

一般的に「エコー」と呼ばれている検査です。この装置の画像は音のはね返りの強さを画像化させたものです。放射線を使用しないため非侵襲的な検査の一つで、腹部臓器の他に頸動脈、下肢動静脈、肩関節などの検査を行っています。

骨密度検査

二重X線吸収法(DXA法)で骨密度測定を行っています。DXA法とは、骨に2種類のX線を照射し、骨による吸収の差を利用して、骨塩量を測定します。測定値の正確さと再現性が良いという特徴があります。
骨塩量は、ある程度のレベルまでいったん下がってしまうと、再び元のように増やすのは困難です。ある程度の年齢に達したら、健康のバロメータの一つとして骨塩量を測定して骨粗鬆症の予防に心がけましょう。